
第54回日本臨床免疫学会総会
会長 田村 直人
(順天堂大学医学部 膠原病内科学講座)
第54回日本臨床免疫学会総会を開催するにあたり、これまでの皆様のご支援に心より御礼申し上げます。臨床免疫学は、自己免疫疾患やアレルギー、腫瘍など多くの領域にまたがる学際的学問であり、臨床と基礎を相互につなぐ橋渡しとしてその重要性は一層高まっております。基礎的な研究をもとに数多くの分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬が開発され、また薬剤の臨床効果により、免疫病態の多様性と同時に臓器横断的な共通性が明らかとなりました。さらに近年の患者検体を用いたオミックス解析やAI技術の進展は、従来の枠組みを超えて新たな知見を創出し、臨床現場にも大きな変革をもたらしております。
今回のテーマは、「超領域で紐解く免疫病態の地平」といたしました。「超領域」は、従来の疾患や臓器、診療科の枠を超えて多角的に病態を探究する視座を意味しております。様々な領域の専門家が集い、それぞれの知を持ち寄り相互に交差させることで免疫病態の本質に迫り、これからの診療や治療戦略へとつなげる、その交流と議論の場となることを願っております。
本総会は2026年10月22日から24日まで、東京、虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催いたします。秋を迎える東京で直接顔を合わせて、活発な議論を交わし、臨床免疫学のさらなる発展に向けた新たな研究の種を育んでいただければ幸いに存じます。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

